あなたは「下さい」と「ください」の正しい使い分けを知っていますか?
例えば「ご注意下さい」なんて使い方をするかと思いますが、実はこの使い方は間違いです。
では一体どう使い分けるのが正しいのか、今回はそれを記事で紹介したいと思います。
仕事とかでよく使う人は、しっかりと使い分けをマスターしちゃいましょう。
「下さい」と「ください」の正しい使い分け方と違いについて
まず、「下さい」と「ください」の根本的な違いは品詞にあります。
「下さい」とはそのまま使える動詞のことで「お茶を下さい」のような使い方をし、
「ください」とは動詞の後に使い、前にある動詞をより丁寧にする「補助動詞」なので「ご注意ください」のような使い方をします。
「ご注意」や「ご覧」のような、何かの行動の後ろで使う場合は「ひらがな」を使うってことを覚えておけば大丈夫です。
「下さい」の正しい使い方の例
「下さい」の正しい使い方の例は、
- 少し時間を下さい。
- 資料を下さい。
- お茶を下さい。
になります。
「ください」の正しい使い方の例
「ください」の正しい使い方の例は、
- ご注意ください。
- ご覧ください。
- ご検討ください。
になります。
よくある間違った使い方の例
よくある間違った使い方の例は、
- 私に時間をください。
- 資料をご覧下さい。
- こちらにお越し下さい。
になります。
とにかく、動詞が前にあったら「ひらがな」です。
まとめ
今回の記事をまとめると、
- 「下さい」と「ください」の違いは品詞にあり、「下さい」が動詞で「ください」が補助動詞。
- 「お茶を下さい」のような動詞として使う場合は漢字を使い、「ご注意ください」のような前に動詞がある場合はひらがなを使う。
になります。
いかがでしたか。
動詞があったら「ひらがな」だけは、しっかり覚えておいてくださいね。