「竜髭菜」この漢字の野菜は何でしょう?【難読漢字5選 野菜編】

皆さんはいつもカタカナやひらがなで見ている野菜を漢字で見たことありますか?

例えば「人参(にんじん)」「白菜(はくさい)」などなら見かけますが、なかなか漢字で書いてあるものはないですよね。

なので、今回の記事ではあまり見かけない野菜の漢字を5つ紹介します。

普段見かけない漢字ばかりなので、ぜひチェックしてみてください。

1つ目 竜髭菜

この漢字の野菜は「アスパラガス」になります。

この漢字の由来はアスパラガスの葉が龍の髭(ひげ)に似ているからと言われていますが、実際はなぜこんな漢字になったのか厳密には分かっていないそうです。

似ているといえば似ているような気がしますが、アスパラガスがこんな漢字なのは意外ですね。

また、他にも「石刁柏(せきちょうはく)」と書くこともあります。

これもまた難しい漢字ですね。

もともとアスパラガスは江戸時代観賞用としてオランダから日本にやってきました。アスパラガスが食用になったのは明治時代からになります。

2つ目 甘藍

この漢字の野菜は「キャベツ」になります。

漢字の読み方は「かんらん」で、この漢字の由来はキャベツがもともと観賞用で葉牡丹のような姿だったことから、葉牡丹という意味の中国語である「甘藍」がキャベツの漢字になりました。

この野菜もまた江戸時代にオランダから観賞用としてやってきて、食用として栽培されるようになったのは明治時代からになります。

キャベツと似ていると言ったらレタスですよね。レタスは漢字で「萵苣(ちしゃ)」と書きます。

3つ目 大蒜

この漢字の野菜は「ニンニク」になります。

漢字の読み方は「おおびる」で、この漢字の由来は「蒜」という漢字が「ニンニク」や「ネギ」などのユリ科の多年草の古名であるところからきています。

また、ニンニクの語源とは仏教用語「忍辱(にんにく)」からきているといわれ、ニンニクのような精のつくものを食べたら煩悩にとらわれるため僧侶は食べることを禁じられていました。

忍辱とは、侮辱や苦しみに耐え忍び、心を動かさないこと。
今現在はほとんど意味をもたなくなっているが、本来なら避けるべき食材とされています。
五辛(ごしん)または五葷(ごくん)と呼ばれ、「ニンニク」「ニラ」「ネギ」「ラッキョウ」「ショウガ」は避けて作られます。この5種類の野菜は時代や地域によっては異なります。

4つ目 糵

この漢字の野菜は「もやし」になります。

この漢字の由来は、残念ながらはっきりととした資料がありません。

豆知識としてこの漢字は「もやし」なんだなと覚えておいてください。

萌やしになります。植物が芽を出すことを意味する「萌やす」という言葉が由来です。

5つ目 芽花椰菜

この漢字の野菜は「ブロッコリー」になります。

この漢字の由来は和名が関係していて、ブロッコリーの和名「メハナヤサイ」といい、これを漢字にすると「芽花椰菜」となるためこの漢字になりました。

また他にも、

  • 「芽花野菜」
  • 「緑花椰菜」
  • 「緑花野菜」

といろんな書き方があるので一緒に覚えておいてくださいね。

ブロッコリーと似ている野菜といったらカリフラワーですよね。カリフラワーは漢字で「花椰菜(ハナヤサイ)」と書きます。
関連記事

魚へんの漢字を見ると、読めそうな見た目だけど読めないものって多くないですか?上の写真の場合だと「魚」に「花」と書いて「𩸽」となりますが、なんとなく読めそうで読めないですよね。ですが、このような難しい漢字でも読み方を聞[…]

 

いかがでしたか?

なかなか難しい漢字ばかりでしたね。

今度買い物に行くときは「そういえばこの野菜はあんな漢字だったな」なんてと思い出しながら楽しんでみてください。

最新情報をチェックしよう!