あなたはなぜティッシュが2枚重ねになっているか理由を知っていますか?
何気なく使っているため、そんなこと考えたこともないかと思いますが、実はちゃんとした理由が3つもあるのです。
なので、今回の記事ではこの気になったティッシュについての雑学をいくつか紹介したいと思います。
まずは2枚重ねになっている理由からどうぞ。
ティッシュが2枚重ねになっている3つの理由
どうしてティッシュが2枚重ねなのかについては3つの理由があります。
1つ目の理由
まず1つ目の理由は、1枚で2枚分の厚さにするより、薄い紙を2枚重ねたほうがやわらかい肌触りになるためです。
ティッシュを使うときと言ったら、鼻をかんだりお化粧のときに使ったりと、肌に触れるときが多いため、少しでも肌触りを良くするために2枚重ねになっています。
また、1枚の紙よりも2枚の紙のほうが強度も増すため、破れにくくなることによる使いやすさも増し、一石二鳥です。
たしかに鼻をかむときに肌触りが悪かったり、すぐに破けてしまったら困るので、2枚重ねのほうがいいですね。
2つ目の理由
2つ目の理由は、2枚重ねのほうが吸水性が増すためになります。
なぜ吸水性が増すかというと、2枚重ねにした紙の間には僅かな空気層ができていて、その部分に水分をため込むことができるからです。
水をこぼしたりしたら、やはりティッシュで水分を拭き取るときのほうが多いと思いますので、これも2枚重ねになっているほうがいいですね。
3つ目の理由
3つ目の理由は、ティッシュにも表面と裏面があるからになります。
じつは加工をしている時に表と裏で違いができてしまい、ティッシュの裏面はザラザラしていて、表面がツルツルの感触になっています。
そのため、ザラザラの裏面を内側にして作れば、外側に来るのはツルツルの表面になるため、いつでも肌に触れるほうがツルツルになります。
これが2枚重ねではなく1枚だけだったら、箱の向きによってザラザラが顔に当たるリスクが出てしまうため、2枚重ねのほうが快適に使えますね。
このように2枚重ねにしているのにはちゃんと理由があり、使っている私たちのためを思って作られているのです。
またティッシュと言ったら、他にも1つ気になることがあります。
ティッシュをトイレに流したらいけないのはどうして?
あなたもどこかでティッシュをトイレで流してはいけないって聞いたことありませんか?
ティッシュとトイレットペーパーなんてほとんど同じように思えますが、どうして流してはいけないのでしょうか。
ティッシュとトイレットペーパーの違い
ティッシュとトイレットペーパーはどちらも作りはほとんど同じですが、大きな違いは水に溶けるか溶けないかです。
トイレットペーパーは水に流して使うため溶けやすい作りになっていますが、ティッシュは水分を吸収しやすく作られているため水に溶けにくい性質となっています。
そのため、ティッシュをどんなに小さく丸めて流しても溶けにくいため、排水管の中で原型をとどめたまま残り続けます。
数枚くらいなら大丈夫とも言われてはいますが、出来る限りティッシュを流すのはやめたほうがいいと思います。
もしティッシュを流して詰まったら?
手元にトイレットペーパーがなくなり、どうしてもとティッシュを使ってトイレが詰まってしまった場合はすぐにできることがあります。
お湯を流してみる
じつはティッシュは温かいお湯だと溶けやすい性質があります。
そのため便器にお湯を流して1時間ほど放置すれば、ティッシュが溶けて詰まりが解消されるかもしれません。
ただあまりにも温度の高い熱湯をかけると便器にヒビが入る恐れがあるため、40~60℃くらいのお湯を流してください。
パイプクリーナーを使う
お湯でも解消されない場合はパイプクリーナーを使いましょう。
もし手元になければ即席で作れる簡易パイプクリーナーがありますよ。
ラバーカップを使う
すっぽんとも呼ばれるラバーカップがもし家にあるならこれをトイレの穴に当てて、押したり引いたりを繰り返してみましょう。
繰り返し行えば解消されるかもしれません。
この3つの手段を使ってもどうにもならない場合は専門の業者を呼ぶしかないので諦めて呼んでください。
いかがでしたか?
普段何気なく使っているティッシュにはいろんな理由で工夫が施されていましたね。
どうしてもトイレでティッシュを使ってしまってもトイレで流すのだけはやめましょうね。
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